アルトにカスタマイズされた声の呪縛
- よこまちあゆみ
- 2017年7月2日
- 読了時間: 2分
昨日は歌のレッスンを受けに行ってきました。
おおよそ月に一度のペースで声を見てもらっているのですが、先日の文珠先生の診断のおかげで歌の先生から指摘されるいろんなことが自分の声の特徴とリンクしてきたのがわかった貴重な時間になりました。
わたしは混声合唱ではアルト、ソロ活動ではメゾソプラノとして活動しています。
混声合唱でのアルトという音域は私にとっては音域が少し低めなので、ともするとアルトっぽい(と思われている)音色を作ってしまうという行為を無意識にやっていることがしばしばあります。
それを積み重ねていると、それが自分のいつもの歌声と勘違いしてしまって、ソロなどで高い音を歌おうとすると声帯の伸展が鈍い動きになってしまい、カラダに不必要な動きや力みを加えてしまう傾向があるということです。
文珠先生からはもっと声帯と周辺の可動性を開発した方が良いと言われていたので、昨日のレッスンではできるだけ自分で思い込んでいる(作ってしまっている)声を排除するような方向で歌ってみました。
すると、常態化している子音の処理や共鳴スペースが、その無意識の行動に支配されていることに気づかされたのです。
これはアマチュア合唱団でやむなくアルトを歌っている、という私の生徒さんにも同じ現象が起こっていました。
レッスンで「わたしはソプラノです!」と言ってみてください、とお願いしてみたところ、
「そんなことは言えません。」とはっきりと返答が返ってきました(^_^;)
実際その方は、とても良い声の持ち主なのですが「アルト」というカテゴリーの呪縛にとらわれて歌っているように見えたのでレッスン中に質問してみたのです。
人間の声は千差万別ですが、本来自然にカスタマイズされた声を持っているはずです。
まずはその声を導き出すことが、最も楽に歌う方法ではないかと考えています。
そのために声の出る仕組み、響きのメカニズム、呼吸などの知識はある程度必要なのですね。
わたしも声楽を初めて長く経ちますが、ようやく自分の声に向き合う準備ができた気がします。
とても楽しみな作業です!
合唱をなさっているみなさん、声種の呪縛から自分を解き放ってみませんか?
この記事に興味を持たれた方は一度体験レッスンにいらしてください♪
ご連絡をお待ちしています。カラダの動きと心がいかにつながっているかを知るレッスンをしています。
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